会長挨拶

第66回日本先天代謝異常学会学術集会・第21回アジア先天代謝異常症シンポジウムの会長を務めさせていただきます。久留米大学の渡邊と申します。副会長は、川崎医科大学の松田純子先生にお願いしております。本学術集会は、2026年10月15日(木)から17日(土)までの3日間、福岡国際会議場にて開催いたします。このたびは久留米を離れ、福岡の地で皆さまをお迎えする運びとなりました。

先天代謝異常学会は、昭和40年3月に「小児代謝研究会」として始まり、初代会長は大阪市立大学小児科教授でいらっしゃいました高井敏夫先生が務められました。高井先生は、久留米大学小児科の第3代主任教授でもあり、深いご縁を感じております。その後、第16回小児代謝研究会、第44回日本先天代謝異常学会は、それぞれ久留米大学の山下文雄先生、芳野信先生が、久留米市にて会長を務められました。私もまたこの伝統を受け継ぐ形で、本学会をお引き受けすることになりました。このような機会をいただけましたことに心より感謝申し上げるとともに、身の引き締まる思いでおります。

今回の学術集会のテーマは、「つなぐ つながる つなげる - To Connect, To Belong, To Move Forward Together -」といたしました。この言葉には、医療者と患者様、小児科と他科、臨床と研究、行政と医療、古きものと新しいもの、といった多様な領域を結びつけ、互いにつながり合い、新しい未来へとつなげていく、という思いを込めました。また、知識や経験を次世代へと受け継ぎ、将来の研究や診療の発展へとつなげていくことも、本学会の重要な使命と考えております。本学会における出会いや議論を通じて、新しい扉が次々と開かれる瞬間を、心より楽しみにしております。皆様のご参加を、福岡の地でお待ちしておりますので、ぜひともご参集頂けますと幸いです。

令和7年10月吉日

第 66 回日本先天代謝異常学会学術集会
第 21 回アジア先天代謝異常症シンポジウム
会長 渡邊 順子
久留米大学医学部 質量分析医学応用研究施設/ 
同 小児科

副会長 松田 純子
川崎医科大学 病態代謝学

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